【剣盾S1使用構築】バンドリ偽装壁ドラパローブ+積み展開【最終411位】

 

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コンセプト

・壁貼りドラパルト・ステロドリュウズの起点作成から弱点保険ローブシン・その他積みエースによる積み展開

 

構築経緯

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 ドラパルトは剣盾発売後当初こそアタッカー型が大半を占めていたが、環境が開拓されるに連れてサポート型も着実に個体数を増やすポケモンである。本構築ではまず始めにそうしたドラパルトの起点作成性能に着目した。

・S142という環境トップクラスの素早さからの起点作成(「悪戯心」持ちを除き、剣盾に登場するポケモンの中で最も高い素早さから壁展開を行える)

・両壁持ち(「リフレクター」「光の壁」)

・状態異常技持ち(「鬼火」「電磁波」)

・自主退場技持ち(「呪い」「蜻蛉返り」「バトンタッチ」)

これらを見れば分かる通り、ドラパルトは起点作成要因に求められる要素を数多く併せ持つポケモンである。

またアタッカー型も数多く存在することから選出段階で起点作成型であることを読まれにくい点も大変優秀である(これはとても重要で、選出段階で起点作成を行うことが分かりやすいオーロンゲ等との差別化点となる)。

本構築ではそのようなドラパルトを「壁貼り型」として採用し、「壁ドラパルト始動の構築」を考察することから構築を組み始めた。

 

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 現環境においてドラパルトが非常によく誘うポケモンの一つがバンギラスブラッキー等の悪タイプである。そこでドラパの誘う悪タイプに強く、壁下での強力なエースとなれるローブシンを採用した。

壁下のローブシンのタイマン性能の高さは非常に優秀であり、現環境で壁下のローブにタイマンで勝てたり、ローブ自身を受けられるポケモンは僅かであると感じた。また「弱点保険」を持たせればローブシンが本来苦手とするミミッキュトゲキッスニンフィア等のフェアリータイプに対しても壁下で相手の攻撃を一撃耐える→「弱保」発動→返しの一撃で倒せる他、「弱保」発動時という条件付きではあるがローブの壁下でのエース性能を底上げできるのではないかと考えた。

 

 ここまで述べてきたドラパルトが誘うポケモンの前で自身が壁を貼り、その後壁下の「弱点保険」ローブシンで全抜きを狙う「壁ドラパルト+弱保ローブシン」を構築のコンセプトとして、@1にローブシンだけでは対処の難しいポケモンや並びへ対処できてかつ壁展開と相性の良い積みエースを用意する他、裏選出も含めて相手の構築に応じて柔軟に選出ができる壁+積み構築を組むことを目指した。

 

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 まず始めに「悪巧み」→DM「ダイジェット」が強力な積みエースとしてスピンロトムを採用した。ローブシンに対して後出しから鉄壁を積んで受け切れる可能性のあるアーマーガアを一方的に起点にすることができ、またローブシンが誘うポケモンの1体であるトゲキッスに対しても比較的強く出られる点が優秀である。

 次にこれもまたローブシンが強烈に誘うポケモンであるミミッキュに対して強い積みエースが欲しいと考え、「パルシェンを採用した。剣舞を積んでないミミッキュに対して対面から「殻を破る」を積んで突破が狙えるのに加え、「命の珠」を持たせることで「殻を破る」後ダイマックス下のミミッキュも化けの皮貫通で倒せるようにした。

 

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 ここまでに採用したポケモンで対処の難しい主なポケモン、並びが

・ドラパルト

・「欠伸」展開(カバルドンブラッキーニンフィアトリトドン等)

・受け回し構築(ドヒドヌオー等)

等である。ドラパルトに関しては初手のドラパミラーがきつく、またすり抜けの場合壁貫通で積む暇もなく並びが崩壊してしまうのが非常に厳しいと感じた。また「欠伸」展開も現環境においては対策が必須であり、これらに強く崩しの手段となる積みエースとしてバンギラス「ラム挑発龍舞型」で採用した。バンギラスというポケモンが単体でドラパルトに強く、またラムの実を持たせることで流行りの「鬼火」搭載のドラパルトにも強く出られるようにした。その他「欠伸」展開や受け回しに対しても「ラム」と「挑発」併せて対策を施した。

 最後にドラパルトの選出が困難な場合に初手に選出する起点作成要員としてドリュウズ「襷ステロ」型で採用した。壁展開ともう一つの選択肢として岩封→ステロ展開を狙える他、気合の襷を盾に対面から相手のポケモンと幅広く殴り合える駒としても優秀である。

 

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個別解説

※採用順に掲載

ドラパルト

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性 格:臆病

特 性:すり抜け

実数値:195(252)-*-96(4)-*-95-213(252)

持ち物:光の粘土

技構成:鬼火 呪い リフレクター 光の壁

 壁貼り要員。基本的にドラパルトを初手に出して壁を貼り、後続のローブシンや各積みエースへと展開していくのが本構築の主な立ち回りとなる。

 壁貼り要員としてのドラパルトは本記事を執筆している今でこそ個体数を一定以上見かけるようになったが、本構築を使用し始めた当初はまだそれほどメジャーではなかった為、相手の意表をついて壁展開を行うことができた。

 「両壁」に加えて「鬼火」を採用することで物理型のポケモンに対して「鬼火」+「リフレク」で完全に無力化し、後続の起点にしやすくした。また自主退場技には「呪い」を採用した。本構築はヌオー入りの受け回しが若干重く、それらへの誤魔化しとして重宝した。基本的に受け回しはドラパの「鬼火」+「呪い」と後述するバンギラスの「挑発」→「龍舞」で崩していく立ち回りを取っていた。

攻撃技は主に初手のドラパルトミラーが発生した場面で欲しいと思う時が多々あったが、「鬼火」・「呪い」のどちらも同じぐらい重宝する場面が多かった為、攻撃技を完全に切って補助技のみを採用することにした。

 努力値は細かい調整は施さずHSにぶっぱして運用していたが、やや無駄があるようにも感じた。Sぶっぱは攻撃技を採用している場合に初手のドラパミラーで上から殴り勝てるという利点があるが、このドラパは補助技しか採用していない為、Sラインをもっと落として初手に出てくるスカーフサザンドラの「悪の波動」やギルガルドの「シャドボ」(壁込み)+「影打ち」を確定耐え等ができるぐらいまで耐久のラインを上げてもいいかもしれない。

 また特性に関しても攻撃技を採用している場合は「すり抜け」で良いが、補助技のみの場合には「すり抜け」が活きる場面はほとんどないため、「呪われボディ」での採用を推奨する。

 

ローブシン

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性 格:意地っ張り

特 性:根性

実数値:211(244)-211(252)-116(4)-*-86(4)-66(4)

持ち物:弱点保険

技構成:ドレインパンチ 雷パンチ しっぺ返し マッハパンチ

 壁下の対面エース。本構築の主軸。壁下ローブシンの強さは5世代の対戦環境を知るものなら言わずもがなである(筆者は5世代から対戦を始めたのでその強さには当時嫌というほど苦しめられた)。

 ローブシンを受け切る耐久や受け流す性能を持たない相手に対して、壁下の高耐久+高火力かつ回復ソースとなる「ドレインパンチ」、豊富なサブウェポン、先制技の「マッハパンチ」を駆使してタイマン勝負を制していく。

ただしドラパルトは「すり抜け」のアタッカー型かつDMを切られた場合、こちらがDM下であっても「ダイドラグーン」で攻撃力を下げられつつ殴り負ける可能性があるので、ドラパルトが相手の構築にいる場合はどんな型かを見極めて選出を判断する必要があった。

 持ち物に「弱点保険」を採用した理由は冒頭に述べた通りである。壁下であればミミッキュトゲキッスといったローブシンの効果抜群を付いてくる本来相手に対してタイマン勝負を制しつつ、自身の火力を底上げできるのは非常に強力であった。

 技構成はメインウェポンの「ドレインパンチ」先制技かつローブシンアイデンティティである「マッハパンチ」までは確定。「雷パンチ」はトゲキッス ・アーマーガア・ギャラドスドヒドイデへの打点として「しっぺ返し」は主にドラパルトへの打点として採用した。ただし「しっぺ返し」はDM下での威力が100とやや低く、ドラパルト以外に打つ相手がほとんどいない為、カバルドン等への打点になり130と高威力な「冷凍パンチ」も採用の余地がある。

 特性を「根性」にすることで状態異常技を絡めた受け回しポケモンへの対策を施した他、「鬼火」「熱湯」の火傷でローブの機能停止を図ろうとしてくる相手に対して大きなアドバンテージが得られるようにした。ローブシンに火傷を入れる行動は極めてリスキーであるが、実際にそうした立ち回りをしてくる相手が一定数いた為、現環境のローブの特性は「根性」を推奨する。

 壁ターン・ダイマックスターンの制約による読みの必要や「弱保」の発動といった条件はあるが、それらの読みや条件が合致した時の爆発力は凄まじく、ローブシン全盛期だった5世代の頃を彷彿とさせるような強さを見せつけてくれた。

 

スピンロトム

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性 格:臆病

特 性:浮遊

実数値:125-*-128(4)-157(252)-127-151(252)

持ち物:オボンの実

技構成:10万ボルト エアスラッシュ ボルトチェンジ 悪巧み

 ローブシンが誘うポケモンに強い積みエースその1。アーマーガア・トゲキッス等の選出が予想されてローブシンが通しづらい場合に選出する。

 「悪巧み」→DM「ダイジェット」の強さはトゲキッスが現環境において十分証明してくれており、その強さはスピンロトムも同様である。トゲキッスほどの耐久はないものの、トゲキッスより高いS86という種族値に加えて、電気技の打点を有している点がとても優秀である。ただし現環境においてメジャーなドリュウズに対して有効打を持たない為、選出段階でドリュウズを見た際に選出を抑制されるのが難点だった。

 「ボルトチェンジ」の枠は元々「身代わり」を採用していたが、ロトムが最も有利対面を作りやすく積みの起点にできるアーマーガアの交代先としてよく後出されるバンギラスに対して何もできずに交代を迫られるのが嫌だった為、「悪巧み」を積んだ後でもダメージを与えつつ対面操作ができる技として採用に至った。その結果バンギアーマーガアを筆頭としたバンギラススピンロトムを受けようとする受け回しの構築に対しては、ロトムの「悪巧み」→「ボルチェン」でバンギを削りながら最終的にロトムを通す立ち回りが取れた為、この変更は正解だったと思う。

 

パルシェン

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性 格:やんちゃ

特 性:スキルリンク

実数値:127(12)-160(244)-200-105-58-122(252)

持ち物:命の珠

技構成:氷柱針 ロックブラスト ハイドロポンプ 殻を破る

 ローブシンが誘うポケモンに強い積みエースその2。ミミッキュの選出が予想されてローブシンが通しづらい場合に選出する。

また初手のドラパルトが誘うポケモンの1体であるスカーフヒヒダルマにドラパが無償で突破された際、死に出しから「殻を破る」の起点にする役割も担う。パルシェンが刺さっている構築には、試合中ち殻を破れるポケモンの前にパルをいかに対面させていくかが重要だった。

 持ち物はパルシェンの微妙に足りない火力の底上げとDM下のミミッキュを意識して「命の珠」を採用した。一度「殻を破る」を積めれば非DM下の大概のポケモンは一撃で倒すことができるのに加え、DM下のポケモンであっても元々が低耐久だったり抜群をつける場合には、DMも貫通で倒してしまうほどの火力があった。

 技構成は積み技の「殻を破る」メインウェポンの「氷柱針」は確定。残りの枠はギャラドスラプラス・ミトムへの打点として「ロックブラスト」殻を破ったパルシェンを受けに出てくるアーマーガアを意識して「ハイドロポンプ」を採用した。

 現環境の所謂積みエースと呼ばれるポケモンの多くはDM時の耐久やDM技の追加効果による性能の底上げが前提となっている場合が多い中で、パルシェンは自身の性能のみでDM下のエースに匹敵する力を発揮できる点が非常に優秀だった。

バンギラス

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性 格:陽気

特 性:砂起こし

実数値:176(4)-186(252)-130-*-120-124(252)

持ち物:ラムの実

技構成:ストーンエッジ 噛み砕く 挑発 龍の舞

 ドラパルトや「欠伸」展開、受け回しに強く出られる積みエース枠。

 カバルドンやブラニンフ等の「欠伸」展開に対しては、ドラパルトで壁貼り→「欠伸」要員に「鬼火」+「呪い」を入れて退場→バンギラス死に出し→「ラムの実」や「挑発」を絡めつつ「龍舞」の流れで起点にしていくことができた。ドヒドヌオー等の受け回しに対しても、先述した立ち回りを取りつつ、後続の積みエースと併せて何とか崩していた。

 壁の恩恵はどのポケモンでも得られるが、その中でもバンギラスと壁と相性は抜群であり、壁下であれば4倍弱点の格闘技であってもそこそこの余裕を持って耐えるほどの凄まじい耐久力を誇るため、かなり安定して「龍舞」を積んでいくことができた。

 

ドリュウズ

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性 格:陽気

特 性:型破り

実数値:185-187(252)-81(4)-*-85-154(252)

持ち物:気合の襷

技構成:地震 アイアンヘッド 岩石封じ ステルスロック

 「岩封+ステロ」要員。本構築の初手は基本的にドラパルトから入るが、ドラパミラー、挑発オーロンゲ等ドラパルトで壁展開がしづらい相手の初手が予想される場合や、壁展開よりステロ展開の通りが良い際にはドリュウズを初手に出して「岩石封じ」→「ステロ」の展開から後続に繋いでいた。また初手に出して先述した立ち回りを取った後にドラパルトを出して安全に壁を貼り、ラスト1体に繋ぐ場合もあった。

 「気合の襷」による行動保障のおかげでタイマン才能もある程度確保されている為、起点作成を行わずに対面から幅広い相手と殴り合ったり、また「襷」を盾に相手の積みエースのストッパーとして運用することもしばしばあった。

 

選出パターン

①ドラパルト+ローブシン

基本選出。+αの枠は

ミミッキュヒヒダルマギャラドスパルシェン

アーマーガア・トゲキッスロトム

ラニンフ、カバルドン、ドラパルトバンギラス

相手の積みエースストッパードリュウズ

といった感じで相手の構築で重く見るポケモンに応じて選出するポケモンを決める。

展開の流れはドラパルトで壁展開→壁下のローブシンで全抜きorローブシンが誘う相手に+αを合わせて全抜きを狙う、といった感じである。

 

②ドラパルト+積みエース1+積みエース2

 積み展開を重視した選出(実際には基本選出よりこの選出パターンを通す場合の方が多い)。

展開の流れはドラパで壁展開→積みエース1or2で全抜き、もしくはエース1が誘う相手に2、またはエース2が誘う相手に1を出して全抜きを狙う、と①の場合とほぼ同様である。

 

ドリュウズ+積みエース1+積みエース2

 ②のドラパの枠がドリュウズに変わっただけなので展開の説明は省略。相手の構築にステロの通りが良い時にはこの選出をする。ただし本構築のポケモンは基本的に壁下でないと安定して積んだり、殴り合うことができない為、この選出パターンを通すことはあまりなかった。

 

ドリュウズ+ドラパルト+積みエース

 相手の構築にステロの通りが良く、また+αのエース1体が相手の構築6体全てに刺さってる場合にこの選出パターンを通す。

ドリュウズで「岩石封じ」→「ステロ」展開からドラパを出す為、初手から出す時よりもドラパの壁展開をする際の事故(スカーフ持ち、ドラパミラー等)を防げる点が優秀だった。

 

おわりに

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 本構築を使用してシーズン1の12/18にて最高順位34位を記録することができました(その後32位を記録できたのですが、その時の画像がなかった為、こちらを最高順位とします)。最終日の結果はまた別の記事にて公開しようと思います。ここまでご覧いただきありがとうございました。

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追加:シーズン1は最終411位でした。個人的に目標として掲げていた瞬間1桁、最終2桁のいずれも達成できなかったため、来シーズン以降はこれの目標を達成していけるよう頑張っていきます。